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2020年10月の投稿

死後事務委任契約4

さて、前回は、誰に死後事務委任の受任者になってもらうのか、ということについて話をしました。   では、つぎに、死後事務として、どのような内容を委任したらいいのでしょうか。   一般的には、次のような事項を定めておくことが多いです。   ・病院の退院手続きと精算 ・葬儀、火葬に関する手続き ・埋葬、散骨等に関する手続き ・自宅賃料の支払い、解約手続き ・ガス、水道、電気などの解約手続き ・遺品整理など   もちろん、死後事務委任契約は委任者と受任者との間の契約ですから、基本的にはどのような内容を定めても構いません。 ただ、財産に関する事項は、遺言書等の定めが優先されますので、ご注意ください。 (弁護士 國安耕太)  

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死後事務委任契約3

では、実際に死後事務委任の契約はどのように進めていけばよいのでしょうか。   まず、誰に死後事務委任の受任者になってもらうのか、という問題があります。   もちろん、遠い親族や友人、知人と契約することも可能です。   ただ、自分が歳を取れば、その分親族や友人、知人も歳を取ります。 死後事務の中には、慣れていないと面倒な手続きもありますから、頼んだ時は簡単にできると思っていたことでも、後々自分でやることが難しくなってしまう可能性もあります。 実際、友人に死後事務を委任され引き受けたものの、亡くなられたあと手続きをしようとしてうまくいかず、受任者の方が専門家に依頼することになってしまったというケースもあるほどです。   そのため、場合によっては、専門家に依頼することを検討してみることをお勧めします。   また、親族や友人、知人に依頼するのか、専門家に依頼するのかといった表面的なことよりも、もっと重要な本質的なことがあります。   それは、信頼できる相手に依頼する、ということです。 実際に死後事務が行われるとき、当然のことながら、委任者は亡くなっています。 依頼した相手が契約のとおりに実行してくれたのかを確かめることはできないのです。   そのため、何よりもまず自分の信頼できる相手に依頼する、ということを心掛けてもらいたいと思います。 (弁護士 國安耕太)  

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死後事務委任契約2

前回お伝えした通り、死後事務委任契約は、自分が亡くなった後の諸手続や葬儀・埋葬等に関する事務(死後事務)を第三者に委託する契約です。   ある人が亡くなったあとの諸手続は、残された家族や親族が行うことが前提になっています。 葬儀を取り仕切ったり、埋葬の手配をしたり、借家の解約や引渡しをしたりといった死後事務は、誰かが自動的にやってくれるものではありません。   役所がなんとかしてくれる、と思うかもしれませんが、そんなことはありません。 役所は何もしてくれません。 仮に役所の担当者がとてもいい人で、何とかしてあげたいと思っていたとしても、法的権限がない限り、そもそも何かをすることはできないのです。   以前、テレビを見ていたら、身寄りのない方が亡くなった際、「銀行に預金を預けているので、死んだらそのお金を使って埋葬して欲しい」といった書置きが自宅で見つかったといった話が出てきました。   もし、このような書置きがあったとしても、役所が銀行に行って預金をおろすことはできません。 役所には、そのような法的権限がないからです。   亡くなったときに他人に迷惑をかけたくないという理由で、自分の葬儀費用を残しておく人は多いと聞きます。 しかし、ただ葬儀費用を残しておくだけでは、そのお金を目的通りに使用することはできませんし、自分の思い通りの終活を完了することもできません。   そのため、死後事務を家族や親族に頼むことができない場合や、思い通りの終活をしたい方は、死後事務委任契約を検討することをお勧めします。 (弁護士 國安耕太)  

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