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前回、会社の秘密情報の保護に関する法律は不正競争防止法という法律1つしかないこと、そして、不正競争防止法の保護を受けるためには、「営業秘密」に該当しなければならないということをお伝えしました。
では、不正競争防止法の保護を受ける「営業秘密」とは、どのようなものなのでしょうか。
不正競争防止法は、「営業秘密」について、つぎのとおり定めています。
「この法律において営業秘密とは、秘密として管理されている生産方法、販売方法その他の事業活動に有用な技術上又は営業上の情報であって、公然と知られていないものをいう」(不正競争防止法2条6項)
すなわち、
①秘密管理性(「秘密として管理されている」)
②有用性(「事業活動に有用な技術上又は営業上の情報」)
③非公知性(「公然と知られていないもの」)
という3つの要件を満たしているものが、営業秘密として保護されます。
この中で最も重要な要件は、①秘密管理性です。
営業秘密として保護されるためには、会社が、「これは営業秘密である」と主観的に認識しているだけでは足りません。
㋐特定の情報を秘密として管理するという意思
㋑経済合理的な秘密管理措置が取られていること
㋒従業員が、当該情報が秘密であると認識できること
が必要です。
具体的には、たとえば、紙媒体であれば、ファイルの利用等により一般情報からの合理的な区分を行ったうえで、当該文書に「マル秘」など秘密であることを表示するといった管理を行うことが必要です。
なお、次回は、営業秘密にあたらない情報であっても、会社としては流出を防止しなければならない情報をどのように保護していくのか、についてみていきます。
(弁護士 國安耕太)
※下記の日程で経営者勉強会を開催いたします。定員少数のため満席の場合はご容赦ください。
*第3回経営者勉強会
日時:平成29年1月24日午前11時30分〜午後1時
定員:7名
テーマ:営業秘密とは
参加費(昼食代):1500円
*第4回経営者勉強会
日時:平成29年2月7日午前11時30分〜午後1時
定員:7名
テーマ:営業秘密とは(第3回と同内容となります。)
参加費(昼食代):1500円
*第5回経営者勉強会
日時:平成29年2月21日午前11時30分〜午後1時
定員:7名
テーマ:秘密保持契約とは
参加費(昼食代):1500円