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起業した会社にとって、資本政策をどのように考えるかは、とても重要です。
資本政策とは、一般的に、株式公開(上場)に向けて、株主構成や資金調達等に関する計画を作ることをいいます。
具体的には、いつ、誰に、いくらで、どのような方法で、いくつの株式を割り当てるのかを計画します。
また、株式公開を目指していなかったとしても、数人の仲間で会社を始めるような場合には、きちんと資本政策を考えておく必要があります。
なぜなら、資本政策を後からやり直すことが非常に難しいからです。
すなわち、上記のとおり、資本政策とは、いつ、誰に、いくらで、どのような方法で、いくつの株式を割り当てるのか、という問題です。
一度株式を割り当て、株主にした場合、株主を追い出すことは容易ではありません。
そして、株主には、様々な権利があります。
単独で行使できる権利(議決権、株主総会における議案提案権等)もありますが、一定数以上の株式を有している場合に求められる少数株主権(帳簿閲覧権、株主総会招集権、解散請求権等)もあります。
どの株主に、どのような権利まで認めるのかは、その後の会社の方向性を左右しうるものです。
したがって、起業したての会社であったとしても、資本政策をどのように考えるかは、とても重要といえるのです。
(弁護士 國安耕太)
*弁護士ドットコムの取材を受けました。
従業員間の守秘義務について記載しています。
https://www.bengo4.com/houmu/n_5068/